快進撃を続けるBiSHの"ロック"を担う"バンドマン"の話

2018年3月28日、「楽器を持たないパンクバンド」ことBiSHのニューシングル「PAiNT it BLACK」がリリースされ、オリコンデイリーランキング1位にランクインしました。

youtu.be
新曲、カッコ良いっすよ。やはりライブハウスで聴きたくなる、言葉の強さを感じるロックチューンがBiSHの楽曲ですね。
数日前には5月22日に横浜アリーナで行われるワンマンライブもチケット即日ソールドアウトし、アイドルシーンにおいてもバンドシーンにおいても一気にスターダムを駆け上がってます。
そんなBiSHですが、シングルのリリース前に「Rolling Stone JAPAN」という雑誌に掲載されていた、メンバーのセントチヒロ・チッチさん(以降”チッチ”)の単独インタビューがとても良かったんです。
今回はその彼女のインタビューから感じたBiSHの”ロック”な部分を今回は知ってもらいたくて。
もちろん内容そのまま書くわけにはいかないのですが、
インタビューの何が良かったって完全に「BiSH=バンド」の認識で話が進んでいたからなんです。

「楽器を持たない」バンドマン
BiSHがパンクロックに愛されたイベント
バンドマンのマインドに近づいている
僕のロックヒーローに真っ向勝負だ

「楽器を持たない」バンドマン
BiSHがパンクロックに愛されたイベント
バンドマンのマインドに近づいている
僕のロックヒーローに真っ向勝負だ

「楽器を持たない」バンドマン

「BiSHをアイドルと見るかバンドと見るか」は多分人それぞれで、
なんならメンバーの中でもどちらに重きを置いてるか分からないし、そういう肩書きに捉われずBiSHというジャンルが出来ているのが人気の理由だと思います。
僕は初めて曲を聴いた時から、曲調といい歌と詞の温度感といい、完全にロックバンドのそれだと思いました。
特にチッチはBiSHのロックバンド性を生み出している張本人だと思っていて、
SNSやインタビュー記事を見ていると、ホントにライブハウスにしょっちゅう通っている女の子って感じがします。

今日。
最初から最後まで最高だったやー
いいライブをみたら泣いてしまう pic.twitter.com/AjauiWHgPF

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2018年1月9日

純粋にロックが大好きだろうし、男に生まれたら絶対バンドマンになってる。
いや、BiSHはバンドなので、彼女は列記としたバンドマンですね。

おはじゃ。
ヘイスミのかなすさんと
ディジーのあやぺたさんと
集まりました昨晩。
2人ともめちゃかっこいいし
話してて楽しいのです。
2017年は素敵な人達に出会えて
ばっかりだーーー pic.twitter.com/4vsdKvB72G

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年12月28日

昨年末には今を時めくパンクバンドの女性バンドマンが揃ったり。

BiSHがパンクロックに愛されたイベント

先述したRolling Stone JAPANのインタビューでもメインで取り上げられていたのですが、
個人的にこの最近のBiSHの活動の中で印象的だったのが、
昨年の6月に岩手県の宮古、12月に札幌で行われたPOWER STOCKというイベントでした。
超超超男勝りでイカつい(失礼)パンクバンドの面々の中に、BiSHがラインナップに加わっていて、
「これめっちゃ面白い！」と思ってイベントの模様をSNSで追ってました。

難波さんがハイスタのTシャツ
着てるの知ってくれていた（ ; ; ）
一緒のイベントに出られて
うれしいです！泣いちゃう！
もうすぐNAMBA69だーー！ pic.twitter.com/FRxVnk4sXH

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年6月11日

BRAHMANさんの途中だけど
東京へ帰る時間。少しでも、
後ろ姿でもみれてよかった、
TOSHI-LOWさんはとても
あったかい人でした。
あたしももっとかっこいい
人間になりたい！ pic.twitter.com/PF1L9toJSK

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年6月11日

パワーストック二度目の出演でした、最高に楽しいです大好きですありがとうございます。
locofrankから全部みて、どのバンドもほんとかっこよくて悔しかったから全部出し切りましたたのしかった！！！残りも楽しみましょう！！！ pic.twitter.com/9mZ9RntBKe

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年12月3日

おはじゃです札幌は寒いね。
パワーストック絶対来年も
BiSHでたい！な！！！
打ち上げで色んな話して
いっぱい笑いました。
TOSHI-LOWさんと（＾＾） pic.twitter.com/NZQF7NuFEx

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年12月4日

チッチが中心となって、ステージ裏や打ち上げで名だたるパンクバンドと交流している様子がうかがえました。
この様子を見て、ロック・パンクって楽器を持っているかとかいう見た目の部分ではなくて、
内側に持っている価値観、精神的な部分のことを指すんじゃないかなと思いました。
バンドマン同士もそういう内面的な部分で繋がっているはず。
チッチはこのイベントの打ち上げの際に「やっぱりBiSHはバンドだよね」と言って頂けたそうです。

バンドマンのマインドに近づいている

結成当初は「新生クソアイドル」と名乗っていたBiSH。
アイドルシーンで目立ち続けて尖り続けた結果、「楽器を持たないパンクバンド」に肩書きを変えてメジャーデビューし、
そこから今まで、ロックバンドがメインのイベントや大型フェスにも数多く出演して、多くのバンドと対バンして人気と実力を獲得してきました。
ロックバンドとの共演も増えてきた中、先述の雑誌インタビューの終盤でチッチは、
「もともと好きだったものにどんどん近づいていっている。」
と語っていて、とても頼もしいなと感じました。
形は違えど、やっぱり目指すところはロックバンドのマインド。
もう彼女をバンドマンと言わずにはいられないです。

僕のロックヒーローに真っ向勝負だ

ここまで偉そうに色々書いてきましたが、実はまだライブを観たことがなくて、、、
横アリのワンマンには行くのですが、この記事を書いている10日後についに初めましてです。
しかもこのバンドの主催イベント。

ツアーファイナルに呼んで
くれたフォーリミありがとう
ございました。ここ名古屋で
対バンできて嬉しいです、
やっぱカントリーもフォーリミも
かっこよくて。今日は刺激的な
日でした。BiSHはじめてだった
みんなもまた一緒にはしゃぎに
来てねっ。ありがとー！！！ pic.twitter.com/LPYf8EXTJq

— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) 2017年8月9日