SUGAROCK-FESTIVAL

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BLUE ENCOUNT「VECTOR」リリースに寄せて、「終わりと始まり」を描いてからの彼らの1年を振り返る

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BLUE ENCOUNTのメジャー3rdフルアルバム「VECTOR」を聴きました。

 

何をやってもブルエンの曲になるという自信のようなものと、元来このバンドのキーワードでもある「エモ」が素直に爆発しているのを感じました。

 

とても良いアルバムだと思います。良い意味で飾り気が取れたような気がしました。

 

 

この楽曲ダイジェストのコンセプトムービーがとても良く出来ているので、まずこれを見てアルバムの世界観、今のブルエンを感じて欲しいです。

 

youtu.be

 

今回は僕がこの1年間「VECTOR」に至るまでブルエンをどう追っていたのかっていうのを書いてみました。

アルバム曲の感想も書きたいんですけど、このバンドは「点」では語れないと思ったんですよね。

 

個人的な内容も多いですが読んで頂けたら嬉しいです。

 

 

2017年は間違いなく苦しかった1年

 

「VECTOR」がカッコ良い作品だということを伝えるには、個人的にこの1年間BLUE ENCOUNTをどう見てきたかを書く必要があると思ったので、まずそれを。

 

 

「VECTOR」の前、昨年の年初にリリースされた前作「THE END」がとても良いアルバムでした。

 

[CDレビュー] BLUE ENCOUNT 「THE END」 - SUGAROCK-FESTIVAL

 

武道館成功させて、それこそブルエン新章みたいな、終わりと始まりを大きなスケールで描いてバンドのこれからの野望を歌った名盤。

 

ただそのツアーで組まれたアリーナクラスの会場では動員面で苦戦して、客観的に見て「ここでもうひと頑張りだなー」と思いました。

何を偉そうにって思わせてしまったらごめんなさい。

 

 

「アルバムがこんなに良かったのにこれでも足りないのなら、もう1つ突き抜ける曲を」

って期待をしながら夏〜秋にかけて出た新曲が「SUMMER DIVE」「VS」という曲。

 

 

個人的には「あれ?」って感じで、

折角これまでの曲でフェスで勝ってきたのに、またそういう「仕様」の曲なの?って感じがしました。

 

何を偉そうにって思うかもしれませんがこれが正直な感想です。

 

 

でも、だからこそ余計に期待をかけたくなりました。

 

「VS」のリリース前後、昨年の秋の雑誌のインタビューで

「夏に作っていた曲はボツにしてまた次のアルバムを作っている。」と話していて、

彼ら自身も僕が感じたようなズレを感じているのかなと、やっぱり苦しい1年を過ごしてきたんだなと思いました。

 

 

そして、同じ時期にタワレコ主催のBowlineというイベントで、東京スカパラダイスオーケストラやMONOEYESといった先輩バンドとツーマンをしました。

 

 

これらがきっかけで良い方向に向かうんじゃないかなと思ったわけです。

 

特にMONOEYESと言えばブルエンが始まった原点とも言えるELLEGARDENの細美さんのバンドだし、絶対何か吸収してカッコ良い曲作ってくれるはずだと。

 

個人的な不満と期待に満点回答したアルバム

そんな僕の勝手な期待に満点回答をしてくれたのが「VECTOR」です。

 

昨年の大晦日、COUNTDOWN JAPANのメインステージで久々にブルエンのライブを観ました。

その時に新曲として披露されたのが、アルバム1曲目の「灯せ」

 

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フェスに似合うような派手な曲ではなかったけど、ロックバンドの素の部分をそのまま鳴らしているように感じました。

 

[ライブレポート] 12/31 COUNTDOWN JAPAN 17/18 (4日目) - SUGAROCK-FESTIVAL

 

これが次のブルエンなら、またついて行きたいと思いました。

 

 

これまではバンドの成長物語に感情移入出来たし、階段を駆け上がっていく姿を後押し出来れば良かった。

 

でも本当の意味でロックな曲って、バンドに感情移入するんじゃなくて、

逆に聴き手の僕らに感情移入してくれるような曲、僕らが言いたくても言えないような心の叫びを背負ってくれるような曲。

 

もっと光を君に届けたくなったよ -「もっと光を 」より

 

はブルエンから僕らリスナーに対するメッセージに聞こえたけど、

 

灯せよ 希望を 暗闇を溶かせ -「灯せ」より

 

 は僕らの内に眠っていた感情を引き出してくれる言葉。

 

 そんな言葉の数々が胸の内をえぐり、音でも感情と衝動を表現している曲が「VECTOR」には収録されている。

 

1年前のブルエンは遠くに多くに届く曲でも良かったけど、今のブルエンには1対1の距離感で対峙する曲が欲しかった。

 

飾り気なしで、エモとエモでぶつかるのがBLUE ENCOUNTの1番の良さだと思うので、今はそれこそまた良い方向にベクトルが向いているのかなと。

 

きっとまたすぐ壁にぶつかるとは思いますが、それまではこのアルバムのモードで突き進んで欲しいです。

 

 

今回は具体的なアルバム曲の内容については触れられなかったので、それに関してはまた近い内に記事にしたいと思っております。

 

youtu.be

 

ひとまずこのムービー内の曲は「VECTOR」の中でも特に傑作なので、是非チェックしてみてください。

 

 

 

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