SUGAROCK-FESTIVAL

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[CDレビュー] BIGMAMA 「君がまたブラウスのボタンを留めるまで」

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どうも、邦ロックブロガーのSugar(@Sugarrrrrrrock)です。

 

先週から書き始めた旧譜のCDレビュー、3枚目として僕が今回選んだのはこちら!

 

  

2012年にリリースされたBIGMAMA「君がまたブラウスのボタンを留めるまで」です! 

「Roclassick」などのミニアルバムも含めればこの時点で6枚目、実はかなりキャリアを積んでいるバンド。

 

TOTALFATやグッドモーニングアメリカなどと共にメロディックパンク畑で頭角を現していった初期の作品から、

「ロック×クラシック」をコンセプトに作られた「Roclassick」を経て、

今のBIGMAMAにも通じるバンドのイメージを確立したのがこの作品。

 

バラエティ豊かでいろんなジャンルのリスナーが楽しめる1枚だと思います!

 

感想とレビュー

BIGMAMAの最大の特徴かつ武器といえば、、、バイオリンですよね。

紅一点真緒さんが奏でるバイオリンにフロントマン金井さんが描き出すファンタジックな世界観こそBIGMAMAがシーンで唯一無二の存在感を放ち続けている理由。

 

そんなBIGMAMAワールドへと誘うイントロダクションとして1曲目の「beautiful lie, beautiful smile」のしっとりしたサウンドからアルバムは始まります。

 

そして「#DIV/0!」でその雰囲気を徐々にロックへと変えていきます。

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冒頭の

人はどうして 分け合うことに怯え

挙げ句の果て 奪い合ってしまうの

 というフレーズがとても深く刺さりますね。

 

曲が進むに連れてカウントダウンが起こるのは、曲中の9人の主人公が上の歌詞の通り奪い合って倒れていくことを意味しています。

 

余談ですが、昔のMAMAのMVってやけに金井王子のキメ顔から始まる気がするんですけど...(笑) まぁ僕なんかが何を言えるわけでもないですが(笑) 

 

そして3曲目「最後の一口」は数あるBIGMAMAの曲の中でもトップクラスでお気に入りの1曲。

2年ほど前に行われたライブのファンの楽曲投票でも1位に選ばれました。

ライブで待ち望まれている曲ということは、普段はなかなかやってくれないんですよね...

クリスマスライブや母の日など、バンドが大切にしている節目節目では演奏しているので、そこに足を運ばなきゃダメですね。

 

BIGMAMAとも仲の良い某04人組バンドのボーカルが自身の曲を「世界一甘い歌をやります」と言っていますが、

僕はこの曲の1番のサビこそ世界一甘いと思っています。

在りし日の自分の出来事ともリンクするとかしないとか...(笑)

 

そしてアルバムのタイトルトラック「untill the blouse is buttoned up」

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ライブでみんなでタオル掲げてシンガロングする光景は何度見ても素晴らしいですね。

 

昨年のクリスマスはこの曲でみんなで肩組んでぐるぐる回ってました。

ライブでは幸せムード満点な曲ですけど、実際のところは別れ際の場面を歌った歌で、美しい世界観ですけど男目線だと大分切ないです。

 

そして5曲目はバンドの代表曲の1つ「荒狂曲"シンセカイ"」のアルバムバージョン。

冒頭のバイオリンの入りからオーケストラの要素を加えたアレンジ。

これによって原曲よりも上下に揺らされるような感覚になりました。

曲名の通り、まさに荒れ狂ってますね。

 

続く「Zoo at 2 a.m.」はBIGMAMAらしいパーティーチューン。

映画のナイトミュージアムを思い起こさせるタイトル。とても陽気でポップな雰囲気に溢れた曲です。

この曲のアコギは特に聴き心地が良いですねー。ライブで観てみたいです。

 

 

「ありがとう」という言葉の万能さを恋愛と絡めて皮肉ったのが7曲目の「"Thank You" is "Fxxk You"」

バラード調で始まり、途中から2ビートで駆け抜けていく急展開もあってタイトル通りパンチのある曲です。

 

最後の「What a convenient magic word」という詞が印象的ですね。

BIGMAMAにはファンタジックな印象があるからこそ、人間のリアルな部分をえぐるような詞はより一層刺さります。

このアルバムだと「#DIV/0!」もそうだし、今に至るまで金井さんの詞は時に生々しいエグさを持ち合わせています。

 

続く「アリギリス」も皮肉たっぷりな強いメッセージが込められた1曲。 

タイトルの語源はもちろん「アリとキリギリス」

働きすぎず遊びすぎず、「普通」な人々をこのように表現したんですね。

 

歌詞は全編通してとにかく金井さんが毒突いてます。

 

みんな普通が大好き

みんな一緒が大好き

 

 って、こんなこと言えるのはバンドマンぐらいですよ(笑)

 

9曲目「I'm Standing on the Scarford」は、ラブソングでありながらも野太いベースラインをはじめスケール感のあるバンドサウンドが響くミドルテンポのナンバー。

 

10曲目「週末思想」は音に委ねて身体を揺らしたくなるお洒落サウンドに反して人の裏の部分、汚い頭の内を歌ったこれまた毒々しい1曲。

金井王子はあのルックスを兼ね備えておいて相当捻くれた人だというイメージがこの曲で決定づけられました(笑)

もちろん共感できる(できてしまう)からこそ彼の音楽に魅力を感じているんですけどね。

 

そして先行シングルでライブでも定番の「秘密」 

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これが世間一般でいうBIGMAMAのイメージ通りの曲ですね(笑)

明るいサウンドに切なくてとにかくロマンチックなナンバー。

 

ラスサビ前の囁きパートはホントに反則、この前コラボでオー◯ルのヤ◯タ◯もやってたけどこんなことが出来るメンズはマジで卑怯だと思います()

 

...そんなこんなで最後の曲、BIGMAMAにピッタリその名も「母に贈る歌」

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これだけ直球なタイトルにも関わらず、やっぱり歌詞は金井さんらしいですね。曲がってる(笑)

まぁこの曲に関しては単に照れ隠しっぽいのでとても可愛く聴こえます。

 

BIGMAMAはこのアルバムを出した2012年から毎年母の日はZepp Tokyoでワンマンライブを行っていて、この曲も毎年ライブで歌われ続けています。 

 

知れば知るほど奥が深いバンドの入り口にもってこいな1枚

いかがだったでしょうか。

個人的に1番BIGMAMAらしい部分が詰まったアルバムだと思っています。

 

ファンタジックで壮大な雰囲気のある曲から、初期のメロディックパンクの流れを継いでいる曲もあり、引くほど毒突いている曲もあり、個性的な曲がバランス良く並べられた1枚です。

 

通して聴くことでいろんな一面が見えてより深みにハマっていくのではないか思います。

 

 

勝手なイメージですが、BIGMAMAのファンって他のバンドに比べても特に熱心な方が多いように感じます。

僕の周りにそういう人が多いからかもしれませんが、やはり奥の深いバンドであることには間違いありません。

 

 

最後に、この旧譜レビューは定額配信サービスで聴けるアルバムを中心にこれからも紹介していく予定です。

有料会員になる場合はいずれのサービスも月に1000円ほど掛かりますが、

CDの価格と比べたらアルバム1枚だけで1000円以上も元取ってます(笑)

 

すでに何らかの会員になっている方はどんどんいろんなアーティストに手を出してみて下さい!

 

これから会員登録したいという方には僕は【LINE MUSIC】 をオススメします。

いずれの配信サービスも特段大きな違いはありませんが、

バンドも含めて邦楽アーティストは特に充実してます。

SpotifyやAWAは無料会員でも十分だと思っているので、有料会員になるならLINE MUSICを推します。

学生さんなら更に半額で利用できます!

 

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詳しくは後日記事にする予定です。

 

BIGMAMAはインディーズバンドですが、昔の作品まで数多く揃っています。

まずは今回紹介した「君がまたブラウスのボタンを留めるまで」 と、

最新作「Fabula Fibula」がオススメ。

是非チェックしてみてください!