SUGAROCK-FESTIVAL

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[CDレビュー] ENTH 「HENT」

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どうも、邦ロックブロガーのSugar(@Sugarrrrrrrock)です。

先週に続いて今週も新譜をゲットしてきました。

今回紹介するのはこちら!

 

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ENTHの1stフルアルバム「HENT」です!

先日、あの京都大作戦に、その前にはSATANIC CARNIVALにも出演を果たし、今最も勢いに乗っている名古屋のメロディックパンクバンド。

 

とにかく速い!だけでは終わらないぎっしりと身の詰まった全12曲、めちゃくちゃカッコ良い1枚です。

 

感想とレビュー 

タイトルの「HENT」は見ての通り「ENTH」の4文字から取ったタイトル。

また来るべきタイミングにセルフタイトルはとっておきたいということでこのような形になったそうです。

 

そして今作のリリースツアーがその名も「DOHENTAI TOUR」

・・・トレーラー見ていただければわかると思いますが結果として彼らにピッタリなタイトルになりましたね(笑)

 

そんな初のフルアルバムは表題曲「HENT」から始まります。

不気味さも感じる暗いベースにズドンと落ちるドラム、

そしてガツンと鳴らされるギターで一気に爆発するかと思いきや、徐々に徐々にペースを上げていき、

終盤に待ってましたと言わんばかりの高速2ビートで高らかに幕を開ける2分弱のショートチューン。

 

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勢いそのままに2曲目の「HAHA」はこれぞENTHな展開目まぐるしいアッパーチューン。

今度は初っ端からめちゃくちゃ速いし、シンガロングでフロアも一心同体で盛り上がれる新たなライブの鉄板曲になりそうです。

 

ENTHが他の若手メロコアバンドと一線を画しているのが、曲構成の複雑さ。

メロコアと言ってイメージするような単純明快な曲が少ないんですよね。

 

この曲は2番のAメロが終わったところで転調して緩急で揺さぶってきます。

スローテンポになったからといってバンドサウンドは一貫して攻撃的、後半の爆発力をさらに高める起爆剤になっています。

 

3曲目「SUMMER」は文字通りの夏ソング。

英詞もめちゃくちゃシンプルで爽快に駆け抜けていきます。

ただやっぱりENTHってアゲアゲだけでは終わらないんですね。なんかどこかしらに影を感じてそれが染みる。

だいぽんさんのボーカルは心のセンチメンタルな部分を揺さぶり、そこに乗っかる泣きのメロディーが印象的な1曲です。

 

そんな泣きメロが全面に出ているのが続く「TEARS」

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2人の別れに涙が輝くサビの言葉が本当にキラキラしている、

どんな人が聴いてもグッとくるメロディーです。

この時期の夜なんかピッタリのロケーションですね。

 

後半になるにつれて更にアツいメッセージで背中を押してくれる、歌が特に強い1曲。

ENTHらしさもありつつ、活躍の幅を広げていくきっかけになりそうです。

 

5曲目「SUPER HAPPY TIME」は名前負けしてしまいそうなタイトルですが、これもまた中身の詰まった1曲。

 

ダークな雰囲気が伝わってくるENTHらしい冒頭のギターリフから多彩なリズムパターンで次々と曲が展開されていく。

中盤にはメロコアなのに最近流行りのシティポップのような横揺れしたくなるパートもあって、それも全く違和感なく組み込まれているのがスゴい。

ジャンルの枠を大きくはみ出していろんな音を自由自在に1つの曲の中で表現していて、実はめちゃくちゃクレバーなバンドだと思っています。

 

そして6曲目から既発シングルから「ムーンレイカー」

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これはもう言葉で説明する必要ありません。聴けば絶対に心掴まれます。大好きな曲です。

 

ここでアルバムは折り返し、7曲目も既発曲「HANGOVER」

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これまで書いてきたENTHの激しい部分とクレバーな部分、そして遊び心も加わった曲。

ジェットコースターのように最初はガタガタガタってじわじわと上がっていき、

「なーにもわかりません」で頂点に達して、ちょっと焦らされてから真っ逆さまに落ちていく、後は急上昇急降下急旋回を続けていく、そんな感じです。

 

USJに曲流せるジェットコースターあるじゃないですか、あれに是非採用したいです(笑)

 

続く「NOW'S MY EX」は全編英詞でどストレートなメロコアナンバー。

ENTHだとこういったシンプルめな曲が逆に新鮮に感じます(笑)

サビで「NO FATE」というワードが出てくるので昔からのファンは心をくすぐられるのではないでしょうか。

 

9曲目「"TH"」はENTHの「TH」にスポットライトを当てた遊び心溢れる1曲。

以前先輩バンドマンに「TH」の部分をイジられたことが元になっているそうですが、これといって深い意味は無いみたいです(笑)

結果ENTHというバンドの存在証明を高らかに歌ってるように聴こえるのでめちゃくちゃカッコ良いです。

この曲以外にもちょっと面白い要素が入ってる曲が沢山ありますが、最終的にカッコ良さが勝るんですよね。

 

そして10曲目が既発シングルの表題曲「Somewhere We Hope」

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この曲は歌詞が特に良いですね。サビ最初の

イメージワープで 非現実な夢

という歌詞と、2番の

その場しのぎじゃなくて深く飛び込んで

という歌詞で間奏に入る流れがとても気に入っています。

 

この曲がリリースされた時、「YON FES」などの大型フェスに呼ばれたり、メンバーが入れ替わったりと、バンドにとってとても大変な時期だったと思うんですよね。

その当時はENTHのことは全然知りませんでしたが、「これからバンド一本でやっていくんだ」という強い意志が伝わってきました。

 

もう後戻りは出来ないと思うので、行けるところまで今の勢いで突っ走っていって欲しいです。

 

11曲目「LOVE ME MORE」はアルバムのクライマックスへ向けて今一度ギアを上げ、

かつハッピーなムードに溢れたファストチューン。

 

そして、初のフルアルバムで最後にたどり着いた、、、「ひじき」!!

この曲が来るのをずっと待っていました。

リリースが発表されてからずーっと異彩を放ち続けていた、ラストを飾るにとても相応わしい曲です。

この曲がいかに名曲なのか、トレーラーでもその片鱗がうかがえますが、是非CDを手に取って自身の耳で確かめて下さい!

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DOHENTAIな曲展開に胸を突き動かす歌 

初のフルアルバムということで気合いを十二分に感じられる作品。

間違いなくバンドの勢いを更に加速させる全11曲プラス1曲12曲です。 

 

これだけ感性と遊び心を揺さぶられて、拳を突きあげたくなる作品は数少ないです。

 

僕が購入したタワーレコードでは早期特典でライブDVDが特典としてついてきました。

こちらもとてもカッコ良い仕上がりでした。今作の曲も早くライブで観たいですね。

 

名古屋のメロコアシーンからブレイクした先輩04人組に続いて、次の名古屋代表を担うに相応わしいENTH、フルアルバムを携えての今後の快進撃に目が離せません。

 

今後配信やレンタルでもおそらく出てこないと思うので、是非CDを手に入れて下さいね!