SUGAROCK-FESTIVAL

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[ライブレポート] 10/15 BIGMAMA@日本武道館

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どうも、邦ロックブロガーのSugar(@Sugarrrrrrrock)です。

今回は先日10/15に行われたBIGMAMAの日本武道館ワンマンのライブレポートを書きました。

 

先に言っておきますが、今回の記事かなり長くなります。。。

僕はBIGMAMAの音楽と出会ってかれこれ4年ぐらい経っているんですけど、ワンマンに参加したのは今回が初めてで、今まで機会が無くて書けずに溜め込んでいたものが溢れ出てしまいました。

 

うまくまとめることも端折ることも出来なかったので、感じたこと垂れ流しで行かせて頂きます。

 

 

ライブレポート 

 

BIGMAMAがデビューしたのは2006年、ただ現メンバーになったのが2007年ということで、1年越しのアニバーサリーとなった今年2月10日のワンマンライブで発表されたのが今回の武道館公演です。

 

チケットは数日前に無事ソールドアウト。雨の中会場の外には多くのファンが駆けつけていました。

11年目で初の武道館ということで多くのアーティストや関係者からの花束も飾られていました。

 

中でも目に止まったのはバンド初期に東京、八王子でしのぎを削ってきたTOTALFATとグッドモーニングアメリカの2組。

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そして所属しているRX-RECORDS最強のレーベルメイト[Alexandros]ですね。

(あろうことか来年からメジャーでもレーベルメイトに)

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会場に入るとこんな粋なものをゲット。 

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来場者に向けた金井王子からのささやかなプレゼントかと思いきや、スタッフさんからメンバーに対するサプライズの提案でした。

 

ステージはいかにもBIGMAMAらしい、ヨーロッパのクラシックコンサート会場のような豪華なセットで、メインステージから一段下がった所にはバンドロゴが床面に描かれたサブステージのようなものが。

 

開演時間から5分以上経過したところでようやく場内アナウンス。

「本公演は全席指定です。モッシュ・ダイブ・リフト等の危険行為はただただ迷惑なので禁止させて頂きます」というアナウンスで場内に笑いが起こりました(笑)

[Alexandros]の時もそうですが、RX-RECORDSの注意事項は毎回ユーモアがあって良いですね。

 

ライブ本編

それから程なく場内暗転。SEはこの日もベートーベンの「第九」が鳴り響きました。

メンバーに先立って武道館ならではのストリングス隊の方々がステージ下段でスタンバイし、その演奏に合わせてメンバーが登場。

サプライズの提案通り客席では一面タオルを掲げてメンバーを出迎えましたが、リアクションは実に微妙(笑) とにかく集中してましたね。

 

SEの流れのまま同曲をアレンジした歓びの歌「No.9」からライブスタート。 

終盤のシンガロングで一つに溶け込んでいく、 満員の武道館を一瞬に味方につけました。

No.9

No.9

  • BIGMAMA
  • ロック
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続く1stアルバムの1曲目「the cookie crumbles」から一転アッパーなバンドサウンドが会場の熱気をグイグイと上げていく。

 

次の「#DIV/0!」からは曲調も攻めれば歌詞の内容だって一気に攻めで刺々しい。

冒頭の幸福感満点ムードから一転、時にネガティブな言葉でバッタバッタと切り裂いていくのがこのバンドの大きな魅力だ。

そして「#DIV/0!」のラストからそのまま「Paper-craft」のイントロギターに繋がっていったこの瞬間がこの日の「カッコ良い大賞」です。

BIGMAMAの中で1番自分を鼓舞してくれる曲ですね。言葉にならないカッコ良さで早くも最初のハイライトを迎えてしまいました。

#DIV/0!

#DIV/0!

  • BIGMAMA
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
Paper-craft

Paper-craft

  • BIGMAMA
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

続く「Make Up Your Mind」はクールなスタートからオーディエンスのシンガロングを合図に熱を帯びて行く。歌詞でも歌われているように赤と青を行き来するようなサウンドで揺さぶられました。

 

そしてBIGMAMAの代名詞「Roclassick」から「白鳥の湖」をアレンジした「Swan Song」

「まだまだ大人しいんじゃないの?」という金井さんの一言で1万人規模の群衆が一気にうねりを上げました。

 

更に以前ファンの楽曲投票で1位に輝いた「最後の一口」へ。

ここぞのライブでしか披露してくれないのはわかっていたのでまさに待望!でした。

この曲の1番のサビはこれまで聴いた全ての曲の中でも5本の指に入りますね。

これでまだ7曲なんですけど、既にお腹いっぱい御馳走様でした状態。

 

序盤のブロック最後はこれもまたファン人気の高い「ダイヤモンドリング」

太陽と月をモチーフにした詞の描写が天才的でロマンチックです。

最後の一口

最後の一口

  • BIGMAMA
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ここまで8曲をほぼノンストップで披露し、ようやくMCらしいMCへ。

 

「似合ってるといいな」

 

これが金井さんの最初の一言。いや何を装ってんだよ!ってツッコミたくなるけど実に彼らしいというか(笑)

実際、BIGMAMAの音楽は壮大で広がりを持たせることで本領を発揮することがこの日十分過ぎるほどわかったので、似合い過ぎだよと。

 

「お客さんが全然いない時があったり、畑違いの場所でライブしたこともあったけど、10年間自分たちの音楽を信じて、全力でやって来ました。どうかこれからも一緒に側にいてくれると嬉しいです。」

 

「alongside」から次のブロックへ。みたびの大合唱を轟かせると、続けて1stアルバム「Neverland」

先月発売されたベストアルバムの最後を飾った新曲「(50) days of flower」を披露。

 

英語詞メロディックパンクを基軸としていた初期のBIGMAMAの代表曲から、サウンドはそのままに日本語詞で歌った最新曲へのリレーはバンドの変わった部分と変わらない部分が浮き彫りになって印象的でした。

 

Neverland

Neverland

  • BIGMAMA
  • ロック
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(50) days of flower

(50) days of flower

  • BIGMAMA
  • ロック
  • ¥200
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金井さんがギターをアコースティックに持ち替えて、5thアルバムの人気曲「春は風のように」。跳ねるポップサウンドに何度目かのシンガロング。

 

続く同アルバムの表題曲「君想う、故に我在り」ではまさに君と我だけの世界にいるような感覚にさせられました。

アッパーなライブチューンはバンドの熱量を引き出し、ミドルテンポの曲では世界観を最大限に引き出した演出はやはり武道館ならではでしたね。 

春は風のように

春は風のように

  • BIGMAMA
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 バンドサウンドがぶつかる熱とロマンチックに溢れる日本語詞が絶妙に合わさった「かくれんぼ」を経て、この日の個人的「感動大賞」はこの日1番ライブで観たかった「SPECIALS」

 

 

ステージ後ろのモニターに映し出された歌詞も相まってウルウル来てしまいました。

いつか「最強の2人」になれる大切な人に出会ったら、絶対この曲を送ります。

 

あと、出来れば次の「CRYSTAL CLEAR」も。

涙腺は緩んだままで映し出されたショートムービーに改めて感激しました。 

 

2度目のMCタイムもとてもあっさりしてましたね(笑)

「せっかくの武道館だし、みんな何かしゃべる?って聞いたけどみんな『いや、いい』って言ったから(笑)、言いたいことは曲に全て曲に詰まってるんで。例えば次の曲では新たな場所へとご案内します。」

 

と、察しがついたお客さんの大歓声でキラーチューン「荒狂曲"シンセカイ"」へ。

ストリングス隊とレーザー光線で日本武道館は更なる狂騒空間へと変貌しました。

 

続けて最新アルバムから「BLINKSTONEの真実を」、イントロと王子のささやきで大歓声が上がった「秘密」

バンドの原点とも言える「CPX」と、後半に差し掛かっても全く勢いを緩めることなく曲を畳みかけていきました。

荒狂曲

荒狂曲"シンセカイ"

  • BIGMAMA
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  • ¥200
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CPX

CPX

  • BIGMAMA
  • ロック
  • ¥150
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そして「これからクライマックスです。」と革命の雄叫びと爆発音の特効が上がった「ファビュラ・フィビュラ」からライブ本編は終盤戦。

世の中の裏と皮肉を歌った曲から一転、「死ぬまで覚めない夢を」見せる「Sweet Dreams」 へ。

ステージサイドの花道の端にかっきーさんと真緒ちゃんがそれぞれ歩み寄り、金井さんと3人でボーカルを繋いでいくラストの大サビがとても感動的でした。

 

「悲しみが悲しみで悲しめるように 喜びが喜びで喜べるように」

 

音の鳴る空間では感情に正直でいられる。ロックバンドの音楽体験がもたらすパワーの膨大さに改めて気づかされました。

 

そんな感情を最大限に解放した音の楽園「MUTOPIA」では銀テープが舞い、祝祭ムードは最高潮に達しました。

 

そして本編ラストは最新アルバムの最後も飾るバラードソング「愛はハリネズミのように」

このバンドを見事に言い表している曲名だと思います。

幸福感高めな曲が目立つけど、むしろ針で刺すような曲の方が真理かもしれない。でもそれも愛ゆえなんだなっていうのがこの曲から伝わってきました。

アウトロの後、5人のアグレッシブなセッションが響き渡り、それがピタッと止んだ瞬間にメンバーはステージを後にしていました。

 

アンコール〜

MCがほとんど無く曲を続けた本編でしたが、アンコールではまず金井さんによる実に20分ほどに渡る長いMCタイムからスタート。

 

これを全部書いてたらあまりに膨大な文字数になってしまうので、気になる方いらっしゃったらこのMCのことを覚えている範囲で書いたメモを個別に送りますんでTwitterでDM下さい(笑)

 

ざっくり言うと、これまでの10年間の話ですよね。メンバー1人ひとりへのメッセージに始まり、

この日初めてライブを観に来たというお父さんからの言葉がミュージシャンとしての座右の銘になっているということ。

自分は欠陥だらけの人間だから、同じ失敗をしないように、後悔をしてからじゃ遅いから、聴いてくれる人達には同じ過ちをして欲しくないから、嘘偽りない言葉で歌うという信念を語ってくれました。

 

が、途中で会場に来ていた赤ちゃんが大号泣して会場は大爆笑。

思わぬオチが転がって来たところでアンコールはそんな金井さんのミュージシャン精神の原点となった「We have no doubt」

(直前のMCまでこの曲の最後の歌詞と「CRYSTAL CLEAR」の歌詞がリンクしていることを知りませんでした汗)

そして日曜だしやるんじゃないかなと思っていた「HAPPY SUNDAY」を続けて披露。この流れは昔からのファンにとっては鳥肌モノだったのではないでしょうか。

 

We have no doubt

We have no doubt

  • BIGMAMA
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指を3本立てている人も多かったであろうBIGMAMA流応援ソング「神様も言う通りに」を経て、アンコールラストはもちろんこの曲。

金井さんがアコギで弾き語り、無数のタオルが掲げられた「until the blouse is buttoned up」

この日1番の大合唱に再び銀テープがひらひらと舞い降りた最高にハッピーな空間でした。

 

曲が始まる前には「BIGMAMA、2018年から引っ越します。下北沢のUKプロジェクトから青山のユニバーサルミュージックでお世話になります。」といきなりのメジャーデビューも発表。

武道館でワンマンやるぐらいだから、「そういやまだインディーズだったな」って思った部分もあったし、逆にずっと前からメジャーでもおかしくないんだから今の事務所にこだわってるんだろうなって思ってた部分もあったし、その結果会場も「おーそうなのかー」みたいなリアクションだった気がします(笑)

正確にはユニバーサルとのパートナーシップ契約で、下北と青山の二重拠点生活みたいなんで、まぁやることは変わらず、活躍の幅が少し広がるかなって感じだと思いますね。

 

最後はステージ下まで降りて5人揃っての挨拶。記念撮影などはせず比較的スムーズにステージを去って行きました。

最後の最後まで武道館ならではの派手な演出とか、お祝いムードはあまり無く、初のワンマン参加ながらこれがいつものBIGMAMAなんだなーと思いました。

Until the Blouse Is Buttoned Up

Until the Blouse Is Buttoned Up

  • BIGMAMA
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 ただオーディエンスはこれで満足することなく更なるアンコールを求めるとすぐにメンバーが戻ってダブルアンコールへ!

「未完成の新曲をやっても良いですか?」と披露された新曲は来春のメジャーデビュー曲になるのでしょうか。最近の曲と違ってかなりストレートにロックを鳴らしたファストチューンでした。

そしてこの日本当のラストは最初のサビまでを全て客席に委ねた「I Don't Need a Time Machine」で締めくくられました。

 

3時間で計31曲、 あまりに濃密な体験過ぎて、この日に戻りたくないと言ったら嘘になるけど、僕の音楽プレイヤーには帰りの電車で速攻作ったこの日のプレイリストがあるし、可能な限りの記憶を留めたこのブログがあるし、何と言ってもこれが初めてのワンマンだったから、これから僕の中でのBIGMAMA史を積み重ねていきたい。

 

だからやっぱりタイムマシンは要りませんね(笑)

I Don't Need a Time Machine

I Don't Need a Time Machine

  • BIGMAMA
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「唯一」のロックバンドに魅せられた夜

冒頭でも書いたように、僕がBIGMAMAの音楽と出会ったのは結構前まで遡りました。

具体的には4年前、僕が18で大学1年の時の話、僕の中で中学時代以来のロックバンドブームがやって来た(こうして今も続いている)のと、仲良くしている友人がどハマりしていたのがきっかけ。

 

初めて聴いた感想は純粋にカッコ良いの一言、ただその時はまだ自分の中にライブやフェスに行くと言う選択肢は現実的に存在していなくて、その1年後ぐらいにライブに行くのが当たり前になった時には別のバンドを優先するようになっていました。

(3年前、BIGMAMAが毎年恒例で行っているクリスマスライブのチケットが残っていた時に行こうと思ったけど、謎のプライドがクリスマスに1人でライブに出かけることを許しませんでした笑)

 

そんなこんなでこの日まで、BIGMAMAは「フェスでの優先度は高いけどワンマンの優先度はちょっと低い」バンドでした。

 

今回行こうと思ったのはこれまでワンマンを観れていなかったというのは勿論だけど、最大の理由は「行こうと思えば絶対行ける」と思ったから。

 

正直、武道館が満員になると思ってませんでしたからね。

デビュー10周年だった昨年、BIGMAMA好きの友人に

「MAMAも10周年だし武道館やるんじゃね?」って聞いたら、

「多分埋まらないからやらないと思うよ〜」って言ってたし。

 

予想通りチケットも一般発売日に余裕で取れました。

ただ、開催数日前にチケットがソールドアウトして、実際に会場に入ったら本当にビッシリ埋まってた。

多分僕みたいに武道館でやるから行ってみようって思った人も沢山いただろうけど、そういう人たちを呼び寄せたのは僕の周りにもいるような熱心なファンの方々が沢山いるから。

本当に密に愛し愛されているんだなーと感心させられました。

 

そんなこんなで初めてワンマンを観て思ったのは、「一番」と言えるかはわからないけど「唯一」のロックバンドだということ。

 

じゃあ何が唯一なのかって言われても上手く言葉に出来るのは結局「バイオリンが入ったロックバンド」ぐらいなんだけど、この日の31曲の間とにかく揺り動かされて色んな思いにさせられた。

 

ど真ん中を鳴らしているのかと思えばアウトローにも感じるし、真っ直ぐ貫いてくる時もあればすごいひん曲がってることもある。

歌詞で言うなら誠実な愛をひたすらに歌う一方で、鋭利な言葉で突き刺したり、男のしょうもない欲をマジメぶって歌ったりすることもある。

 

曲を経ていく度にどんどんわかんなくなっていったけど、その一方で胸は高鳴りっぱなしだった。

きっと既成のものに捉われていないから、前例のない音を鳴らしているから一言では表せないんだろう。それ故に唯一無二の存在なんだ。

 

これまで観てきたバンドの武道館ライブは、勢いよく駆け上がってきた感じがあって、武道館に至るストーリーも感動の一部になったけど、今回はそういうことも無く、純粋な音楽の力だけで感情を支配されたという点でもこれまでと違う体験でした。

 

こんな素敵な体験が出来たのは、「絶対売り切れない」と思っていた武道館という器の大きさのおかげです(笑)

最幸な夜を本当にありがとうございました。

 

めちゃくちゃ失礼なことを最後にかましましたが、これからもっと密な関係を築いていきます。

 

まずは母の日ライブを来年以降僕の毎年恒例行事にしたいと思っております。

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