フェス

フェス参戦歴4年の僕が2017年の夏フェスを振り返ってみた

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
早くも9月も後半に差し掛かりましたね。9月に入っても大型フェスがしばらく続きましたが、そろそろシーズンが終了したって言える時期になったのではないでしょうか。
僕自身も今年の夏フェスは全て参戦し終えているので、今回は個人的に今年の夏フェスを振り返っていきたいと思います!
どのような思いで夏フェスに臨んだのか、実際参加してどうだったのか、思うがままに書いてみました。

2017年の夏フェスを振り返る

今年参加した夏の野外フェスは合わせて6本。夏フェスに行くようになって4年目となりましたが今年が歴代最多です(笑)
去年はロッキン1日しか行けなかったんで、今年こそはという思いで早い段階からこれだけ参加しようと計画しておりました。
その中でこれらのフェスを選んだ基準ですが、まずは出演アーティスト、そしていかに上手く回れるかの2つ。
まぁ当然っちゃ当然ですが(笑) とはいえ僕はとにかくライブアクト重視。
その結果今年の夏フェスはメインステージが2つ横に並んだフェス(ムロフェスとワイルドバンチ)や、1ステージ制のフェス(スカジャンとベリテン)を選びました。
観たいバンドが続くとなかなか休めませんが、移動が少なくて快適でしたね。来年もフェスを選ぶ上での判断材料になりそうです。

確固たる立ち位置を手に入れて次のステージを目指した若手バンド

今年の夏フェスで観たバンドですが、その多くがこれまでも観てきたバンドでした。
フェスはバンドを知る「きっかけ」だったり、「入り口」と言われる中で、僕はあえて馴染みのあるバンドを中心にフェスを回りました。
もっと初見で気になるバンドを観れば良いのにって自分でも思ったんですけどね。
というのも、先述の通り去年夏フェス1回しか行けなかったということで、ライブハウスや他の時期のフェスでは何度も観てるけど夏の野外では観たことないってバンドが多くて、
例えばこのブログで何度も取り上げている04 Limited Sazabysだって夏フェスで観るのは今年が初めてでした。
要は夏フェスを新たな出会いにするよりも、夏フェスで好きなバンドを観ることを特別な体験にしたかったんです。
それに僕が邦楽ロックにハマるきっかけになったバンドはここ数年の間いろんなフェスで勝ち上がって人気を獲得してきました。
そのバンドの多くは今では武道館やアリーナクラスでワンマンライブをやるようになり、大型フェスでも確固たる立ち位置を手に入れました。
こういった状況でどんなライブをフェスのステージで見せてくれるのかがとても興味があったんですよね。
これまでには四つ打ちロック全盛期があったり、「フェスロック」という言葉が出来たり、いろんな若手バンドが一括りとして見られていたように感じます。
そんな状況から、流行が変わったり、一括りにされていた中から一歩抜け出すバンドが出てきて、今年のフェスではそれぞれのバンドがそれぞれ独自の道を進んでいる印象を強く受けました。
フェスだからといって盛り上がりだけを求めるのではなく、今やりたい音楽に忠実だったように感じましたね。それが個人的にとても良かった。
特に僕の今年最後のフェスとなったベリテンライブでは、BLUE ENCOUNT、THE ORAL CIGARETTES、そして04 Limited Sazabysが3組続けて登場したんですけど、3組ともお互いを全然意識していないように見えました。
もっとバチバチな感じになるかと思ってましたが、それぞれの「らしさ」がしっかり伝わるライブを見せてくれました。
こういうライブこそまさに僕がこの夏期待していたもの。
上手く言葉にするのは難しいんですが、バンドとしても、若手のロックバンドシーンとしても、「次のステージ」に進んだ感じがしました。
ここまで名前を挙げたようなロックバンドがこれからのフェスの中心へと更に近づいたのではないかと思います。

急激なフェスシーンの変化を前向きに捉えた中堅ベテラン組

ただその一方で百戦錬磨でフェスの初期からシーンを支えているバンドの存在感はやはりスゴイものがありました。
そして、これまで書いてきたようなフェスシーンの変化をとても前向きに捉えているようにも感じましたね。
例えば第1回のROCK IN JAPANから同フェス皆勤賞のDragon AshのKjさんやthe HIATUS・MONOEYESの細美武士さんは出演アーティストの多様化やフェスのルールなど、ここ数年のロックフェスのあり方に違和感を抱いていただろうし、実際そのことをステージ上で発していました。
しかし今年はそのような発言が全くなく、ステージ上の彼ら自身がとにかく楽しそうにライブしているのがとても印象的でした。
更にストレイテナーのホリエさんは若いバンドの勢いを素直に認めていたしアジカンのゴッチさんもフェス自体が長く続くことが重要だと話していました。
先輩バンドがこのような姿勢を見せていたのがとても大事なことだと思いますし、こうしたメッセージがあってのライブは本当に心を揺さぶられましたね。

まとめ

以上が僕が今年の夏フェスの通じて感じたことです。
長ったらしく書いてきましたが言いたいことは、ロックバンドは時代とフェスの変化にとても前向きだったってことです。
今やフェスはロックバンドだけのものではありません。
だからこそロックバンドという大きな単位で同じ方向を向いているように感じられたのは重要なことかなと思いました。
そしてその中でそれぞれのバンドが流行り廃りに関係なく自分たちの音楽をやっていたのが良かったですね。
夏フェスが終わって話題は早くも冬フェスへ。
COUNTDOWN JAPANやMERRY ROCK PARADEなど、定番の年末フェスの開催詳細は早くも発表されています。次はそこへ見据えたことなんかも書いていけたらなと思います!
ちなみに夏フェス前はこんなこと考えてました(笑)