Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
先日YouTubeに公開されたサカナクションの一郎さんのインタビューが、とても考えさせられる良い内容だったのでここに載せたいと思います。
企画したのはForbes Japanっていう20代のビジネスパーソン向けのWebメディアなので、人によってはちょっとお堅い感じがする話かもわからないですが、
ロックの役割だったり、若いうちに経験したことするべきことだったり、とても学びの多い内容です。
とても面白いインタビューなので、メインターゲットとなる20代の方、あるいは20代と関わることの多い上の世代の方、
そして何と言ってもバンドマンのインタビューなので音楽好きの方!!是非見てみて下さいね。
↓ 文字ベースのインタビュー記事もあります
サカナクション山口一郎「20代は、影響受けるものを自分で決めない方がいい」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
今回はこのインタビューから思ったこと、一郎さんからのメッセージを自分なりに解釈してみました。
「浴びる」遊びじゃなくて「探す」遊び
このインタビュー1番共感したというか、大事にしたいと思った部分なんですけど、
一郎さんはデビュー前から今に至るまで、「浴びる」遊びではなく「探す」遊びをしてきたと言っていました。
、、、まぁ何というか抽象的ですけど、この2つの違いって何だと思いますか?
僕にとっては、“浴びる”は受動的で、”探す”は能動的だと思いました。
ここで言う“浴びる”っていうのは、例えば見ようとしなくても目に入ってくる(しまう)ことを指すんじゃないかなと。
思い当たるものありますよね。みんな大好きツイッターとか、電車の中吊り広告とかCMとか。
それらを僕らは”浴びて”いるんですよ。
勝手に目に入ってくるということは、浴びる側には主体的な意思があまり無いってことだと思います。
そういった表面的なものではなくて、自分の意思で目に入れたものを深堀りしていくことがここでいうところの”探す”ことであり、探すことを大事にしようよということです。
そしてそれを一郎さんは「遊び」と言ってるんですよ。
楽しみながら能動的に見つけて探っていく、その感覚をもっと鍛えていきたいですね。
ロックの土台は「違和感探し」
インタビューの中で一郎さんは、“ポップとロック”を“マジョリティー”と”マイノリティー”にナチュラルに置き換えていたように僕には聞こえました。
ロックバンドが特にメジャーシーンで生き抜くためには、マジョリティーの中でマイノリティーの立場を取りながら活動していくこと。
そこで色んな違和感にぶち当たることが、ロックの土台をどんどん強固にしていくんだと思います。ロックは言わば違和感探し。
違和感っていうのは疑いの目を向けることで生まれ、答えは1つだと信じきっていた問題に対して、自分で正解を再定義する作業。
こう言ったことを書き綴ったり曲にして歌っている人に沢山触れて欲しいです。
かくいう僕も、ロックバンドに触れて文章書いてるうちに次第に違和感に敏感になった実感があります(笑)
影響を受けるものを自分で決めるな
インタビューの終盤で一郎さんは、
「20代は、影響を受けるものを自分で決めない方がいい。自分で選んでいたら都合の良い自分にしかなれない。」
と話しています。
これは好きなものだったりやりたいことが割と固まってるという人にはむしろ耳が痛い話かもしれません。。。
確かに好き嫌いせずまずやってみる、自分で選ばないのも良いだろうけど、それで流されるのも良くないし、都合の良いというのも振り切れたらある種強みだし、、、少なくとも僕はそう思ってしまいます。
なので、何でもかんでも影響されるというより、好きなものから少しずつ知らない範囲へと広げてみると良いんじゃないかと。
全く関係なさそうなところからだと影響もクソも無いと思うから。
音楽で例えるなら、好きなバンドがいたら、その人たちが影響を受けた音楽に始まり、作家さんとか映画とか、意識して情報を探したらそういうものに巡り会えます。そして自分も体験してみる。
後から派生してったもの(本とか映画とか)と元々好きだったもの(音楽)との間に共通点を探してみると良いと思います。
これってまさに最初の見出しで書いた「探す遊び」じゃないですか?しかもこれなら遊べそう。
好きなものを起点に探す遊びを楽しもう
ということで、サカナクションの一郎さんのインタビューを紹介して、それに対する解釈を書いてみました。
僕も好きなものを起点に共通点や違和感を探す遊びを楽しんでいきます。
もちろん無理に違和感を見つけろとか反発しろとかは思わないけど、皆さんの何かものの見方が少しでも変わったら良いなと思ってます。