ライブレポート

今の最新型を好きでいよう ~KANA-BOONとアジカンの2マンライブを観て~

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
先日、KANA-BOONとASIAN KUNG-FU GENERATIONの2マンライブを観てきました。
【ライブレポート】KANA-BOONのアジカン愛あふれた「Let’s go TAI-BAAN!!」初日公演「夢が叶いました!」(写真17枚) – 音楽ナタリー
今回の記事はそのライブの模様にサクッと触れて、ライブを通じて皆さんにも考えて欲しいなーってことを書きました。

短めのライブレポート

KANA-BOONは高校時代はアジカンのコピー、アジカンのオープニングアクトを決めるオーディションで優勝し、その勢いでアジカンの所属レーベルからメジャーデビュー。
今もなおアジカンの背中をずっと追いかけている彼らにとって遂に自身のライブで大先輩を呼ぶことが出来たのは、まさに「夢が一つ叶った」ということ。
この日のKANA-BOONのライブは終始アジカン愛に溢れ、その愛をライブの原動力に変えていった熱演でした。
5/30 KANA-BOON@Zepp Tokyo セットリスト – SUGAROCK-FESTIVAL
その一方で、
「すっかり立場が逆転してオープニングアクトに選んでもらえて嬉しいです」
「KANA-BOONが売れたおかげで細々やれてます」
と自虐のMCで笑いを起こす余裕も見せつつ、盤石の演奏とセットリストで大先輩としての貫禄を見せたASIAN KUNG-FU GENERATION。
5/30 ASIAN KUNG-FU GENERATION@Zepp Tokyo セットリスト – SUGAROCK-FESTIVAL
このライブから得られたのは、世代を超えてロックの王道が継承されているという確かな実感と、互いが互いに向けたリスペクト。
ゴッチさんのMCは冗談半分ということで、KANA-BOONに負ける気なんて1ミリも無いだろうし、
KANA-BOON側も「今にでもアジカンを超えてやる!」という闘志みたいなものは良い意味で無くて、
KANA-BOONが今のアジカンの年齢になっても、今の関係はずっと続いていくんだろうと思いました。
っていうライブレポっぽい話はこの辺にして、このライブを通して僕が言いたいことがあります。
それはロックバンドに限らず、好きなもの好きな人の「今の最新型」を好きでいることがとても大切だ。ということです。

今の最新型を好きでいよう

この日のライブで1番印象に残っているのがKANA-BOONのフロントマン、鮪さんのこのMC。

「昔の曲には思い入れはあるけど、でも最新のアジカンが一番カッコいい。最新がカッコいいバンドが一番カッコいいな。」
【ライブレポート】KANA-BOONのアジカン愛あふれた「Let’s go TAI-BAAN!!」初日公演「夢が叶いました!」(写真17枚)- 音楽ナタリー(https://natalie.mu/music/news/284660)より

人間はどうしても過去にすがりたくなってしまう生き物だと思います。
未来に希望を抱きつつも、過去と比較して今を決める。良くも悪くも。
でも、今の最新の状態に良さを見出す必要が絶対にあるんだと、その努力を怠ると自分も相手も明るい未来が描けないんじゃないかと感じました。
特にロックバンドの場合、ブレイクして知名度が広がっていったと同時に「昔の方が良かった」と言う人も一定数出て来るんですよ。
それまでは「もっと売れて欲しい」「なんでみんな魅力に気づかないの?」って真逆のことを言ってるかもしれません。。。
「昔の方が良かった」とぼやく懐古厨リスナーに思うこと – SUGAROCK-FESTIVAL
音楽に関しては最近はフェスが大衆的なエンターテイメントになって、聴き方もYouTubeやストリーミングに切り替わって、良いものは次から次へとSNSで消費されていく。
流行のサイクルも速くて、どうしても目が移ってしまうし、「広く浅く」なってしまう構造になっていると思います。
その中で今まで以上に「初期を好きがち」な存在が増えていくのは仕方のないことかもしれません。
アーティストがキャリアを重ねて新曲を生み出していく過程で、もちろん初期の曲を披露するのは相対的に希少性が高くなるし、披露してくれたらそれはもちろん嬉しいです。
ただ、昔の曲のその当時から関係性が止まっているのはイヤだなと思います。
その当時から時が止まっているんじゃなくて、 変化を前向きに捉えて関係性を続けていきたい。
昔から変わらないものと同じぐらい、今とこれからの変化に魅力を感じて楽しめる人がもっと増えたら良いなと思います。
好きなもの、好きな人、好きなアーティストであるなら、常に今の最新型に良さを見出せるように。
そういう姿勢を提示していけるように、僕はこれからも好きなロックバンドと向き合っていきます。


読んで下さった方の「好き」の対象が何なのか誰なのかはわかりませんが、向き合い方を考えるきっかけに少しでもなれたら幸いです。