レビュー

[Alexandros] 「明日、また」感想。地を踏みしめ野望を歌う

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
今回は[Alexandros]のニューシングル「明日、また」の感想を書きました。
CDは買わずにデジタル配信で感想を書くのもどうかと思うかもしれませんけど、とても良いシングル曲だったので言葉に残しておきたいと思いました。
リリースとしては久々になりましたね。夏フェスで[Alexandros]を観た方はきっと最後に披露してたであろうあの曲です。
僕も夏フェスで初めて聴いて、最後新曲で締めるなんて攻めてるなーなんて思ったりしたんですけど、良い曲だったなぁーっていう感覚はその時からありました。
サビの出だしが「明日、また」だったなーっていうのも印象に残っていて、まさかそのままタイトルになるとは(笑)
初めて聴いた時のライブレポートで僕はこの曲を
「新機軸のサウンドに挑戦しながらも[Alexandros]らしいギラついたものを感じる曲」
と評していたんですけど、まんまその通りっすね。一言で言うなら。
そしてリリースが決まり、タイアップはクロレッツでしたっけ。なんでクロレッツやねん。
確かにこの曲耳にした人は息が劇的にキレイになりそうではあるが(笑)
まぁ何はともあれとてもカッコ良い曲なんで、感想に移ります!

感想

youtu.be
少し前に書いたように曲調からいうとかなり新しさを感じます。
出だしからAメロBメロと同期音が主役でとても浮遊感がたっぷり。
そこからサビで一気に強く大地を蹴り上げるような展開に引き込まれました。
バンドサウンド自体は目立たないんですけど、サトヤスさんのドラムと洋平さんの歌でエネルギッシュさが満ちている。
詞は終始どストレート。そういえばこれが我らのロックスター川上洋平の基本姿勢だったなと。
僕はこれまでの[Alexandros]の曲で言うと「city」→「Starrrrrrr」の系譜が大好きなので、この曲もとてもビビッときました。
「city」ほどのギリギリ感ではないし 、「Starrrrrrr」ほどのギラギラ感でもないかもしれないけど、
この時からこれまで貫いてきたロック精神を今のタイミングで素直に吐き出しているように聴こえました。
当時からバンドの状況は目まぐるしく変わったのは言うまでもありませんが、どこまでバンドが大きくなっても、絶対に足りうることはなくて、地に足つけてさらに這い上がる。
[Alexandros]の根幹とも言える部分を全面にメッセージとして発しています。
やっぱり世界のてっぺん取るって言い続けて来たわけだから、邦ロックという枠組みで収まるのはあまりに惜しいんですよ。演る側も聴く側も。
曲の後半ではそんな世界機軸のバンド[Alexandros]を存分に感じとれます。
ここで満を持して十八番の英詞パート。めっちゃクールに歌ってるんですけど、中身はめっちゃアツい。戸田よぺ子さんの訳詞もいちいちエモいです。
そして”We’re the light”のコーラス。果てしないスケール感。
絶対会場のお客さん総立ちでシンガロングですよ。少しずつバンドの音が合わさっていく流れも完璧過ぎる。
じわりじわりと上がったボルテージが最高潮になって迎える最後のサビで会場全体が地を踏みしめ高く跳ね上がる光景が目に浮かびました。

1曲で語るのがシングル曲の醍醐味

見た目は限りなくスタイリッシュでクールに、ただ秘めた熱も隠すことなく出し切る。
1曲で語って語らせるのがシングル曲だよなーって今回改めて思いました。いやぁ本当に良い曲ですわ。。。
押し寄せる涙にも怯まず笑う。誰よりも自分を愛して、他でもない自分だけの人生で、なりたかった誰かを越えていく。
このメッセージに気持ちが重なるのであれば、これからも信じてついていきましょう。
今はフェスでもアリーナでも、とにかく早くでっっっっかい会場で聴きたいです。
ライブハウスじゃ絶対モノ足りないですよ!!
っていうのはZeppツアー全滅男の負け惜しみです(笑)
1曲で圧倒的なオーラを放つのがシングルの醍醐味ではあるんですが、カップリング2曲ももちろん聴くべし!
カップリングの2曲目は攻め攻めの洋ロック感があってオススメです!