フェス

ROCK IN JAPAN 2017のタイムテーブル発表で感じたこと

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
もうあと1ヶ月ほどで本格的に夏フェスシーズンに突入するということで、
先日、国内最大級のロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」のタイムテーブルが発表されました!
毎回フェスのタイムテーブル発表の時は緊張と期待でゾクゾクしますよね。
僕はあまりにゾクゾクしていたので、いち早く出演アーティストのステージ割を予想していました。

その結果、、、もちろん予想通りの部分もありましたが、
今年は予想外なことが起きまくりました!
僕は最初から「今年のロッキンは気合いが違うな」と思っていましたが、
今回も新たなビッグニュースもあり、名実ともに日本の音楽フェスのトップであるということを思い知らされました。
ということで、タイムテーブルの感想を中心に、今回の発表について思ったことを書きました。
思うがままに書いてみたところ、想像以上に長くなってしまいましたが、是非ご覧いただければと思います!
 

1. 予想すらしていなかったステージの規模拡大

まず、タイムテーブルの発表自体より驚いたビッグニュースがありました。
最初タイムテーブルを見て違和感を感じた方も沢山いらっしゃったかと思います。
ROCK IN JAPANはこれまでメインのGRASS STAGEに次ぐ2番目のステージはLAKE STAGEだったのですが、
これまで8000人規模で3番目のステージという位置づけだったPARK STAGE
今年からLAKE STAGEと同じ10000人規模のキャパに拡大します。
これでいわゆるセカンドステージが2つということになりますね。
これまで小さいステージに出演してきた若手バンドにとってはステージ昇格のチャンスが広がったとともに、
実力派の中堅〜ベテランバンドのステージを格下げするというケースも減らすことが出来ます。
近年フェスの人気が拡大するとともに動員数の多いアーティストが増え、LAKE STAGEでは入場規制が頻発していました。
今回PARK STAGEの規模が拡大することで、入場規制の緩和、
およびこれまでのステージ移動の中心だったGRASS〜LAKEの動線にも新たな動きが生まれることになりそうです。
相対的に来場者がライブを観ることが出来る機会が増え、
アーティスト側からしても昨年より多くのアーティストが大きいステージに立てるので、普通に考えてプラス要素しかないです。
ただ、そうは言ってもGRASS STAGEの6万人というキャパはあまりに圧倒的なので、
それに対して1万人規模のステージが2つと言われてもあんまり大きい感じはしないですよね(笑)
なので例年通り入場規制が起こる可能性はもちろんあります。

2. タイムテーブルを見た感想

続いてはメインのGRASS STAGEとLAKE STAGE、
そして規模が拡大したPARK STAGEのタイムテーブルを見ていきましょう。
僕の予想がどれだけ当たっているかも合わせて振り返っていきます(笑)
ちなみに僕が予想したのはGRASS STAGEとLAKE STAGEのみ。PARK STAGEの拡大は知りませんでしたからね…
なのでLAKE STAGEに予想したアーティストがPARK STAGEの出演なら予想的中ということで(笑)
各日各ステージ出演順に記載してます。
(前回よりステージが上がったアーティストは赤字、下がった場合は青字
僕が予想を外したアーティストは太字で表記しています。)

8/5 (1日目)

GRASS STAGE

ゴールデンボンバー、 Dragon Ash、 SuchmosMONOEYES
back number、 マキシマム ザ ホルモン、 B’z

PARK STAGE

My Hair is BadTHE BACK HORN水曜日のカンパネラ
SKY-HI & THE SUPER FLYERSフレデリック、 ストレイテナー、 SUPER BEAVER

LAKE STAGE

アルカラCzecho No Republic東京スカパラダイスオーケストラLiSA
ナオト・インティライミ、 THE ORAL CIGARETTES、 ユニコーン、 岡崎体育
当然ですがPARK STAGEの拡大に伴い多くのアーティストが相対的にステージ昇格を果たしています。
まずGRASS STAGEから、3度目の出演となるMONOEYESが初めてGRASS STAGEに昇格します。
3日目に出演するthe HIATUS、そしてELLEGARDENに続いて細美さんは3バンドでロッキンのメインステージに立つんですね。。。他のバンドマンにはなかなかマネ出来ません。
そして予想外だったのがSuchmosです。
なんと初出演でGRASS STAGEに大抜擢。僕はLAKE STAGEの遅い時間なんじゃないかと思っていましたが、、、これは4日間の中でも1番ビックリしましたね。
続いてPARKとLAKE、2組がGRASSに上がったことで、スカパラとユニコーンといったベテラン組がLAKE STAGEに降りる結果となりました。
ロッキンは実績重視というイメージが強いので今年はGRASSに残ると思いましたけどね。。。
予想してた時から1日目のLAKEはかなり激戦だなぁと思っていて、昨年は小さいステージだったMy Hair is BadやSUPER BEAVERが昇格する可能性も、
ストレイテナーやTHE BACK HORNといった中堅バンドがLAKEから落ちる可能性も考えられたのですが、結果どちらもセカンドステージということになりました。
1日目のヘッドライナー、GRASSのトリは初出演のB’zが務めます。
個人的には結成20周年のDragon Ashじゃないかと思っていましたが、まぁ、想像の範囲内ですね。
そしてトリ前は予想通りホルモン、3年振りのロッキン凱旋です。
LAKEのトリ、B’zの裏に当てられたのは岡崎体育。とても良いチョイスですね(笑)

8/6 (2日目)

GRASS STAGE

WANIMA、 KREVA、10-FEET、 エレファントカシマシ
[Alexandros]、 ゆず、 桑田佳祐

PARK STAGE

チャットモンチー175Rsumikago!go!vanillas
Nothing’s Carved In Stone、 OKAMOTO’S、 キュウソネコカミ

LAKE STAGE

夜の本気ダンスThe BONEZ、 フジファブリック、 SCANDAL
Crossfaith、 MONGOL800ドレスコーズ、 THE BAWDIES
2日目は大方予想通りでしたね。特にGRASS STAGEは1番予想しやすかったです。
僅かながらGRASS昇格の期待のあったキュウソネコカミはPARKのトリ。
昨年はUVERworldの裏でめちゃくちゃ噛み付いていましたが、今年はなんとゆずの裏です(笑)
あとはLAKEは朝一に夜の本気ダンス(笑)
この日のLAKEはBONEZやCrossfaith、モンパチなど、
ラウド・パンクのイメージが強いLAKE STAGEにふさわしいラインナップです。
2日目の大トリは最後の最後で発表された桑田佳祐さん。
個人的には1日目と同じく20周年の10-FEETにやってもらいたかったですが、、、まぁ仕方ないですね。

8/11 (3日目)

GRASS STAGE

the HIATUS、 NICO Touches the Walls、 クリープハイプ、 ももいろクローバーZ
KICK THE CAN CREW、 Perfume、 サカナクション

PARK STAGE

チームしゃちほこ、 TOTALFAT、 locofrank、 BLUE ENCOUNT
MY FIRST STORY、 BIGMAMA、 04 Limited Sazabys

LAKE STAGE

グッドモーニングアメリカSILENT SIREN家入レオBRADIO
パスピエ、 VAMPS、 androp、 サンボマスター
3日目もほぼほぼ予想通りでした。
GRASSからの格下げもありませんね。今年は特にメンツが強いので、NICOやクリープハイプあたりは他の日だったらGRASSに留まれない可能性がかなり高いのでラッキーでしたね(笑)
そしてこの日PARKの並びは良いですねー激しいライブバンドがバンバン出てきます。
その中で04 Limited Sazabysがトリに選ばれたのはかなり嬉しいです。
GRASSのトリは予想通りサカナクション、LAKEのサンボマスターも予想通りでした。

8/12 (4日目)

GRASS STAGE

欅坂46、 miwa、 KANA-BOON、 RIP SLYME
きゃりーぱみゅぱみゅ、 ポルノグラフィティ、 RADWIMPS

PARK STAGE

SPECIAL OTHERSSOIL&”PIMP”SESSIONSGOOD4NOTHING
ROTTENGRAFFTY、 SHANKKEYTALK、 Base Ball Bear

LAKE STAGE

dustboxMrs. GREEN APPLE、 Aqua Timez、 9mm Parabellum Bullet
スキマスイッチ、 POLYSICS、 coldrain、 ヤバイTシャツ屋さん
最終日は特にGRASS STAGEのラインナップに賛否両論あるみたいです。確かにロックバンドが全然いない…
僕もKEYTALKがGRASSに上がって欅坂は初出演だしLAKEと予想したんですけどね、、、ちょっとKEYTALKツイてないなーとは思いました。
まぁ他は順当って感じですかね。
9mmの2009年から続いていたGRASSの連続出演記録が途切れたのは残念です。。。
GRASSにはいない分、PARKとLAKEはメロコアを中心にライブバンドが沢山揃ってます。
大トリは予想通りRADWIMPS、PARKのトリはBase Ball Bear、
そしてRADWIMPSの真裏にぶつけられたのが、、、ヤバTです(笑)
1日目の岡崎体育、2日目のキュウソネコカミと同じでやっぱりこういうキャラですよね(笑)

3. まとめ

というわけで長々と予想結果と感想を書いてきました。
予想はそもそもPARK STAGEの拡大を知らない状況で予想したので当たり外れ以前の問題ですが(笑)、
当初予想していたアーティストは全て上位3ステージのいずれかに出演するので大きく外したのはありませんでした。
出演アーティストの豪華さに加えてステージの拡大と、
例年以上にロッキンオンの気合いを感じ話題の絶えなかった今年のROCK IN JAPANですが、
やっぱり4日間通して思うのが、GRASS STAGEのラインナップですね。
いわゆるライブ・フェスシーンで活躍するロックバンドはやはり少ないです。
多くを占めるのは地上波の番組や紅白にも出演しているアーティストなので、メインステージ抜擢はもちろん否定できませんが、
やっぱりフェスはロックバンドが主戦場だし、お客さんもロックが好きで参加する方が多いのは当然。
なので6万人が埋まるだなんて思ってもらっては困りますね。もちろんその覚悟もあっての出演だとは思いますが。
だからこそ、大物アーティストと時間が被るロックバンドには是非とも入場規制を起こすくらい頑張ってもらいたいです。
そして年末のCDJ、そして来年のロッキンと、ロックバンドが実力でメインステージを勝ち取ってもらいたいと思っています。
ロックバンドに対して、この先バンドシーンを盛り上げていくためのカンフル剤になれば良いですね。
ただ、こうしてロックバンド以外がフェスの場を求めるということは、音楽体験が重視されている流れが続いていることに加え、
「ロックというジャンルが日本の音楽シーンの中心にますます近づいてきてる」
という証拠でもあるはずです。
なので今年のロッキンはバンドとそうじゃないアーティストがお互い相乗効果を生み出す4日間になると思います。
ラインナップもタイムテーブルも見てるだけでとてもワクワクする、
今年のロッキンの変化と挑戦を僕はとても前向きに捉えています。
僕は今のところ2日目と3日目に参加予定です。
参加される方は一緒にフェス当日を楽しみにあと1ヶ月乗り切りましょう!