ライブレポート

04 Limited Sazabys “SOIL tour”を高松festhalleで観た

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。

 

11月21日、04 Limtied SazabysのSOIL tourを目撃しに香川県の高松festhalleまで行ってきました。

 

この記事では対バンのWiennersも含めたライブの模様を文章にしてお送りしていきます。

ツアー期間中なので04 Limited Sazabysのライブは曲のネタバレ無しで書きました。

 

Wienners 〜世間と外れた愛すべき変態たちへ〜

SOILツアー四国編の対バンは同じく結成10周年、かつNo Big Deal Recordsのレーベルメイトと所縁の深いWienners。

 

「言葉にならない何かをここに吐き捨てて、また言葉にならない何かを持って帰って、また明日からの日常に帰っていくんだと思います。ここにいる人たちは、少なくとも世間とはちょっと外れた気持ちを持っていて、何かの救いをフォーリミに求めてここに来てると思います。そんな高松の愛すべき変態たちへ!」

という玉屋さんのMCから放たれた「マイノリティ」が、ロックバンドとライブハウスを求める心に突き刺さった。

外れてる感覚はステージ上のバンドマンも同じように日頃感じているのだと思うし、そんな愛すべき変態だからこそ起こせる感動と熱狂があるということを、身を持って体感した。やっぱりライブハウスは最高だ。

与えられた環境で当たり前のように日々を過ごせる人たちとは、どこかズレていて馴染めない人たちのための居場所になって欲しい。

 

続く「LOVE ME TENDER」で「もっと衝動を見せてくれ!」と更なる高みへフロアを誘い、
ラストは「愛鳥賛歌」を、同じ年月をロックバンドに捧げたレーベルメイトに向けてバトンを繋ぐように。

 

フォーリミに負けず劣らずの高速ビートに、キャッチーでテクニカルなサウンドを乗せて、魅せられ揺らされあっという間の30分間。立つ鳥爪痕を残したフロントアクトだった。

 

セットリスト

 

M1. Cult pop suicide

M2. TRADITIONAL

M3. ジュリアナディスコゾンビーズ

M4. RAISE A RIOT

M5. マイノリティ

M6. LOVE ME TENDER

M7. 蒼天ディライト

M8. 愛鳥賛歌


Wienners「マイノリティ」

04 Limited Sazabys 〜それぞれの解釈でアルバムを完成させましょう〜

「久しぶりにガッツリ全国回ってるんですけど、”完全にちゃんと聴いて来てるやん!”って顔を見ると本当に報われる。」

 

前回の帯広もそうだったけど、大半が初お披露目の新曲とは到底思えないぐらい、お客さん1人ひとりが「SOIL」の曲を既に自分のものとして自由に楽しんでいるし、それでも”これだけ盛り上がって当たり前”と思ってしまう。本当に色濃くてアツい関係性が、全国各地で構築されている。

 

それでもGENさんは

「作品は完成したけど、ライブでやらないと曲が磨かれて輝かない。こうやって旅をさせて、また解釈が変わってどんどん成長していくと思うので、一緒にSOILを完成させましょう!皆さんの中に俺たちの音楽とか言葉が入って種みたいに育ってくれることを望んでます」

と話した。10年かけて固めた土壌には、これから更なる伸びしろがあるのだ。

 

ロックバンドが何十箇所も全国のライブハウスを回るのは作った曲をさらに強く育てるためであり、自分も好きな曲に時間と場所が根付いたエピソードを付け足していくべくライブハウスへ足を運ぶ。

 

この日は自分の目の前に上着を着たままフロアに入た男子が数人いて、GENさんはその人たちの方に目を向けて

「俺の親ぐらいの人から初めて観にきたような人達もいる」

と言っていたように見えた。ライブハウスの規模だからこそ、新しい出会いもリアルに感じられるのだろう。

 

 

圧倒的な信頼関係の上でのライブだったけど、これからもっと新しい味方を身につけて、もっと多くの人を巻き込めるロックバンドになってまた高松に戻って来て欲しいし、自分もその時に高松にカムバックしたいと思います。

 

セットリストはYouTube Musicに公開しました。見たい方だけアプリをDLしてチェックして下さい!

04 Limited Sazabys “SOIL tour” 11/21@高松festhalle