ライブレポート

04 Limited Sazabys "Squall tour" 感想(松本・仙台編)

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
今年はライブやフェスを目的に地方に足を運ぶ機会がかなり増えました。
普通のザ・観光みたいなのは今はあまり興味が無かったりするので、音楽、ロックバンドに色んな場所に連れて行ってもらってる感覚、とても良いきっかけになっています。
ということで最近は我らがロックヒーローの04 Limited Sazabysのワンマンツアー、僕が参加した松本と仙台公演の2カ所のそれぞれ感想を。
曲のネタバレは一切ナシで書いてみました。
まぁ曲のことに触れない分かなり曖昧な内容かもしれませんが、もう参加した方も来年ツアーに参加する方も含めて見て頂けたらなと思います。

感想

11/30 松本キッセイ文化ホール

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個人的初日だった松本キッセイ文化ホール公演、椅子を取っ払ってスタンディングだったとはいえ会場の建物がガッツリホールだったのでとても異様でした。
確かに松本には今のフォーリミクラスが収まるライブハウスは無いだろうけど、そこに拘らず松本という場所に意味を見出してやって来たんだなぁと感慨深くなった1日でした。
バンドにとって松本は昨年同じキッセイ文化ホールでWANIMAと2マンで呼ばれ、その前はCAVUツアーでKEYTALKと対バン(その時義勝さんが某曲でベースを弾いたり)した思い入れのある場所。
それ以前に学生時代にGENさんはプライベートで名古屋から何度も訪れていた土地だったそうです。ツーリングだったりスキーだったりデートだったり。
「今ではその人たちが向こうで何やってるかとかどう思ってるかはわからないけど、こっちがちゃんと覚えていれば会える時代だし、そういう思い入れのあること、覚えておきたいことは写真とかに記録しなくてもしっかり記憶に焼き付いている。」
と言っていたのが印象的でした。じゃあなんでこうしてライブの感想書いてんだよって話なんですけどね(笑)
でも今は出来事の記録というよりは自分自身に焼き付けられた記憶をそのまま言葉に写せたら良いなぁと思ってやってます。
記録より記憶に残るライブこそ形にしておきたいし、思い出が蘇ってくるような場所が全国各地にあったら楽しいだろうなぁなんてことを思いました。
それと、ライブ終盤に
「はじめは自己満足で自分のためにバンドやってたけど、去年ぐらいからそれが誰かのためになっていて、今は誰かのためのことの方が頑張れる。」
という風に話していて、最初から誰かのためを考えるのはちょっとハードルが高いというか背伸びし過ぎなんじゃないかなと思ったし、
「誰かのため」っていうのは「自分のため」で誰かの感情が揺らいだことによる結果だと思いました。
僕はまだまだ自己満足を自己責任で続けて行きたいです。

12/9 仙台PIT

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東北にはここ3~4年ぐらい毎年1回は来ていてその度に仙台で牛タン食べている僕ですが、ライブ目的で来たのは初めてでした。
ちょうど1年前、2016年の12月9日は仙台Rensaでeurekaツアーのワンマンがあってちょうど365日ぶりの仙台ワンマン。こんな偶然もあるんですね。
そして仙台PITは今年Ken Yokoyamaとマキシマムザホルモンのツアーに呼ばれた場所。その時は結構なアウェー感の中でライブしたと言っていたけど、この日は知ってくれて好きでいてくれる人しかいない圧倒的ホームな空間が終始広がっていました。
「昔は仙台に行くなると名古屋からもかなり遠いし数字面でも色々マイナスになるから身構えていた部分もあった」時期を乗り越えて、
「今ではツアーで必ず戻ってくる場所になった」と。
東北のファンの方からしたらとても頼もしい言葉だったはず。
松本の時に続いて名前が出たけど当時はWANIMAと対バンしても200人集まらなかったとか。
それが今では紅白出場。友達が紅白出るという奇跡みたいな瞬間を見届けたいけどその時ちょうどCOUNTDOWN JAPANのメインステージに立っているから見れない。なんだよその最高に贅沢過ぎる理由は。
「運や奇跡が起こる瞬間を見過ごさずに掴んだ人に舞い降りてくる。その運をつかんで奇跡を起こして今年も夢を叶えて来た俺たちにしか出せないパワーを言霊にして送るのでつかみ取って持って帰ってください。」
と語ってからの最終盤、この日この場所で聴きたかった曲が来てひとり勝手に沸点に達してた気がする。
やっぱり1番盛り上がった時の感覚って1番言葉にするのが難しい。
その前には
「この場所にいる時は何者でもない状態で全身で自由に感じて欲しい」
と話していて、
この「何者でもない」というのが「Squall」の歌詞を踏まえた上で04 Limited Sazabysのライブで今1番作り上げたい空間なんだと感じました。
そして、何者でもない状態を振り返って言葉にするのはやっぱり無理があることですが、
その時につかみ取った言葉なり感情なり光景を少しでも発信出来れば、ライブハウスの外にも何者でもない自分自身を持ち込めるんじゃないかと。
僕はそう思ったのでこれからも音楽からもらったパワーを発信し続けます。
ツアーは来年に続きます。参加出来る残りのライブからも余すことなく感じ取って、1番身近で1番遠いようにも思える自分自身に少しでも近づいていけたら良いなと思います。