ライブレポート

04 Limited Sazabys “SOIL tour”を新潟LOTSで観た

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。

 

1月12日、04 Limtied SazabysのSOIL tourを目撃しに新潟LOTSまで行ってきました。

 

ツアー26本目、ワンマン3本目、そしてバンド史上初の新潟での2デイズの2日目です。

 

ほんの少し演奏曲についても触れましたが、セットリストのネタバレはしていないので是非最後まで読んでいって下さい。

ライブレポート〜俺たちの音楽を新しいアクションのきっかけにして欲しい〜

2016年の12月、フォーリミが初めてHi-STANDARDと対バンをした時から、その会場となった新潟LOTSでライブを観ることに憧れを持っていて、個人的に念願叶った1日となった。

 

「2デイズの2日目。カレーと一緒で一晩寝かした方が良いと思うので良いライブして帰ります!昨日も新潟でライブして新潟のもの食べて新潟で寝泊まりしたんでチューニングバッチリです!」

 

ご当地名物のバスターミナルのカレーの件とか、我が物顔で新潟を語っていて、メンバーにとっても思い入れのある土地だということが伝わってきた。

 

「知らない曲も知ってるフリして楽しんで下さい!」

とGENさんはワンマンライブでよく言うけど「そういう曲を生で聴きたくてワンマンライブ観に来てるんじゃん!」ってツッコミを入れるかのように直後の曲では大歓声が起こる。

 

仲間内で、ネットの海でいがみ合っていてもしょうがない。自分と戦って、自分がカッコ良いと思う行動、言動、考えを磨いて欲しい。

熱気と衝動に身を委ねながらも、そんなメッセージが伝わってきた。

 

 

冒頭でも書いた通り、バンドにとってここ新潟LOTSは夢の共演を果たした思い入れのある場所。

 

「昨日も話したんだけど、難波さんの息子さんが俺らのコピーしてるらしくて!俺ら高校生の時難波さんの曲コピーしてたから凄い嬉しい。俺たちの音楽をきっかけにライブハウスに来たり、バンド始めたり、何でも良いから何か新しいアクションをして欲しいです」

 

この事実だけで胸が熱くなるエピソード。ヒーローから次のヒーローへと時代は連環している。

バンドでも何でもそうだけど、誰かにとっての新しいことを始めるきっかけになれるのは、仕事や何かの活動を続けてきたことが1つ報われる瞬間だと思う。

音楽から貰ったパワーを音楽の外側にも、自分のため、やりたいことのためのエネルギーに転換していきたい。

 

 

終盤のMCで

「俺たち全員30のオッチャンになったんだけど、なんで俺たちこんなに見た目若いかっていうと、好きなことやってたら時間があっという間に過ぎたから。体感時間が短いと思える時間を過ごして来たからだと思ってます。授業の時間よりも昼休みの方が短く感じるでしょ?皆さんも好きなことに時間を使って若々しくいて下さい」

と話していた。

 

時間が過ぎること、歳を重ねることを前向きに捉えている姿を見ていると、大人になりたくないと思っていた数年前の自分に今のフォーリミを見せてあげたいと思った。

そして20歳の時からライブハウスで観ているバンドと今も同じ時間を過ごして歳を重ねて来たことを誇らしく思える。

 

 

「ここから先は新しい04 Limited Sazabysになっていくと思うし”SOIL”っていう荒野に何を育てるのか、その種を探す旅に出ようと思います」

 

札幌でも話していたことだけど、この日のライブは逆に昔の曲が”SOIL”の曲のために種を蒔いていたんだなということを強く感じた。

 

例えば久々に披露された前作の「discord」という曲は、今作の「Galapagos」や「Alien」を生み出すためのDNAが宿っているように聴こえた。

この日は全体的に”eureka”の曲が”SOIL”の曲と同じぐらいメインを張ってるような気がした。この先も各地で昔の作品にもスポットが当たるようなライブを見せてくれるはず。

 

 

アンコールで曲を披露する前にGENさんは更に言葉を続ける。

「ネットのせいで正しさを強要したり、同調しろみたいな世の中だけど、人と意見考えが違っても全然大丈夫なんで、考えが違うだけで拒絶するような人にはならないで下さい。あれやったら叩かれるかなとか、炎上するかなって思うかもしれないけど、そんなこと言ってたら曲書けないんで、ロックバンドらしく自分が思ったことをダイレクトに伝えたいと思います!」

 

「例えばバンドで食っていきます!みたいなアツい人たちに対して冷めてる人が多い。だから今日、みんなを一粒一粒アツくさせて、来るたびに新潟の気温を上げて、松岡修造みたいだな。。。どうやって曲入ろう(笑)」

 

結果、一旦ステージから捌けて、オープニングSEを流し再々登場して曲を演奏するというレアなアンコールになった。

 

想いを詰め込む余りにMCの締めがまとまらなかったり、小ボケを挟んだり(笑)

それだけワンマンライブの雰囲気に身を委ねてフロアを信頼してくれている証拠だと思う。

 

 

強固な信頼関係の中で愛とエネルギーを与え合いながら、ワンマンツアーはまだまだ続く。

 

セットリストはYouTube Musicに公開しました。見たい方だけアプリをDLしてチェックして下さい!

04 Limited Sazabys SOIL tour ~one man series~ 1/12@新潟LOTS